黒にんにくのはたらき
発酵黒にんにくの栄養素
発酵黒にんにくにはどのような栄養素が含まれているのでしょうか?そして、どのようなはたらきがあるのでしょうか?発酵黒にんにくに含まれている代表的な栄養素をご紹介いたします。
S-アリル-L-システイン
黒にんにくを代表する栄養素が「S-アリル-L-システイン」です。「S-アリル-L-システイン」は生のにんにくの特徴でもある、あのにおいの元であるアリシンが発酵熟成により変化したものです。
黒にんにくは、通常のにんにくに比べ、「S-アリル-L-システイン」が約16倍にも増えます。「S-アリル-L-システイン」は身体のスタミナ補給のために必要な細胞である「NK(ナチュラルキラー)」細胞の活動のサポートをしてくれます。そのことにより、エイジングケアや毎日を元気に過ごすことに期待が高まります。
ポリフェノール
黒にんにくにポリフェノール?と思った方もいるのではないでしょうか?ポリフェノールといえば、「ワイン」や「ブルーベリー」を思い出すことかと思います。通常、ポリフェノールは日光を浴びることで作られるため、土の中にいるにんにくはあまりポリフェノールを含みません。しかし、黒にんにくとして熟成させることで、ポリフェノールの量が増えます。
ポリフェノールは、「S-アリル-L-システイン」と同様に、スタミナ補給には欠かすことのできない栄養素です。黒にんにくは、ポリフェノール含有量が野菜の中でトップクラスです。生にんにくに比べると、なんと6倍の差があります。
アルギニン
黒にんにくはアルギニンの含有量も通常の生にんにくと比べ、約3倍に増えます。「アルギニン」は名前は聞いたことあるという方もいるかと思います。アルギニンとは、アミノ酸の一つで、若々しく過ごすためや、ハツラツとした毎日のために欠かすことができない栄養素です。
黒にんにくにすることにより、約3倍にも増える「アルギニン」ですが、成長期の子どもや筋肉を鍛えたい人には、とくに不足がちになっています。そのため、成長する身体をサポートしてくれます。成長期の子どもから、筋肉を鍛えたい方、そしてお年寄りにまで、家族みんなの身体を活動的な毎日にしてくれる栄養素、それが「アルギニン」です。
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